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title |
iPodiPod(アイポッド)は
アップル インコーポレイテッド |
Apple Inc.(以下、アップル社)によって開発・製造及び販売されている携帯型
デジタルオーディオプレーヤー |
デジタル音楽プレイヤーである。
現在、アップル社より発売されているiPodはiPod classic、iPod nano、iPod shuffle、iPod touchの4種類である。
この項目では、まずiPod第1世代~第6世代、そしてiPodファミリーを扱う。
iPod mini、
iPod nano、
iPod touch、
iPod shuffleの詳細は別項を参照のこと。また、同社製のiPod機能を搭載した携帯電話については
iPhoneを参照のこと。
iPodは同社の登録商標(日本においては第4604351号)である。
ドル表記は
アメリカ合衆国ドルでの希望小売価格を表す。
== iPod ==
最初の iPod は「四角と丸で表す事ができる」デザインで、後の世代やmini、nanoもそれを踏襲している。このデザインは液晶のないshuffleですら、ホイールとよく似た形のコントロールパッドを備えるほどに一貫しており(ただしshuffle第3世代では異なるデザインコンセプトを採用)、大きな液晶画面を備え、その下にはiPodの象徴とも言うべきホイールがある。このホイールを用いて選曲、音量調整、早送り、巻き戻し、画像・動画閲覧などすべての操作を直感的に行える。touchは従来のiPodとは異なり、表面全体を液晶画面とし、それに触れることで直観的な操作を実現している。
iPod には、1G、2G、3G、4G、5G、6Gという6つの明確な世代が存在する。なお、これらの数字の後ろにある「G」は、「ジェネレーション(Generation)」の略である。
オペレーティングシステム、
マイクロコントローラ、クリックホイールなどをはじめとする要素技術は概ね他社から購入して一つの製品にまとめ上げている米Wikipedia - [
http://en.wikipedia.org/wiki/Ipod iPod]History and design。ただしiPod TouchのOSはアップル独自開発によるもの。。
=== 第1世代 ===
2001年10月23日に発表、2001年11月17日に発売された初代iPodは、5GBの
ハードディスクドライブ(約1,000曲)を搭載、価格は399ドルだった[
http://www.apple.com/pr/library/2001/oct/23ipod.html]。重さは185g。評論家は単価を酷評したが、iPodは市場内ですぐにヒットする事となる。コントローラーには「スクロールホイール」が採用され、実際にドーナッツ型の部分を回す仕組みだった。初代iPodはMacintosh専用で、Windowsには対応していなかった。 その後2002年8月には299ドルに値下げされるとともに、Windows用が追加された。
2002年3月21日には、10GB バージョン(約2,000曲、499ドル)が発表され、カレンダー/アドレス帳等の同期も可能となった。
前面の寸法は最新モデルまでほぼ完全に維持されたままである。これは
コンパクトカセット |
カセットテープと全く同じ大きさである。
-=== 第2世代 ===
2002年7月17日の で発表された第2世代 iPod は、容量が 10GB(約2,000曲)及び 20GB(約4,000曲)となり、初代の機械式スクロールホイールに代わって、"タッチホイール"と呼ばれる、指でなぞったことを感知する 社によるタッチセンサーが採用された。ただし、ホイール周囲のボタンは機械式のままである。新しい
東芝社製ハードディスクドライブの搭載により、20GBモデルは厚さと重さで初代モデルをわずかに上回ったが、10GBモデルは薄くなった。また、5GB:36,800円(299ドル)、10GB:47,800円(399ドル)、20GB:59,800円(499ドル)と、第一世代に比べ同容量分ではそれぞれ値下げとなった。
この世代では、初めて Windows に対応した。パッケージは、OS ごとに Macintosh 用と Windows 用の2種類があった。
-=== 第3世代 ===
2003年4月28日、アップル社の
スティーブ・ジョブズCEOは"ultrathin" iPod シリーズを発表した。10GB(約2,000曲、36,800円・299ドル)、15GB(約3,700曲、47,800円・399ドル)、30GB(約7,500曲、59,800円・499ドル)。2003年9月には15GBモデルを20GB(約5,000曲)に、30GBモデルを40GB(約10,000曲)に改訂。価格の変更はなし。後に10GBモデルを15GBモデルに改訂。
パッケージに Windows 用・Macintosh 用の区別がなくなったのはこの世代からである。
第3世代 iPod ではFireWireコネクタの代わりに、より薄く平らな形状をした専用の「Dockコネクタ」と呼ばれる30ピン・コネクターが採用された。これは同時に導入した新しいiPodドックにうまく接続できるよう、導入された。299ドルで販売されたモデルを除く全ての第3世代iPodにドック及びiPodを収納するケースが同梱された。この世代から USB 接続での利用が可能になったが、この時点ではまだ iPod の充電には 6ピンのFireWire端子、またはFireWire端子を持つ iPod ACアダプタへの接続が必要となる。
従来、ホイールの周囲にあった「再生」などの機械式ボタンはホイールと画面の間に横一列に並べられ、ホイール中央のボタンとともにタッチセンサー方式に改められた。これらのボタンは指が触れたことを感知し、画面のバックライトが点灯している間はボタンがオレンジ色に光るがこれはこの世代のみの仕様である。
2003年10月17日、パソコン上のオーディオデジタルデータの管理及びiPodへの転送ソフトとして好評だった
iTunesのWindows版が発表された。それまで
サードパーティー製の転送ソフトを利用していたWindowsユーザーも、ここで初めてiTunesとiPodの連携による使い勝手の良さを実感でき、この後の飛躍的な売上増加に貢献した。
=== 第4世代 ===
アップル社は2004年7月19日に第4世代 iPod を発表した。スティーブ・ジョブズは、自らが『
ニューズウィーク』誌の表紙の被写体となるという、新しい広報手段の中でそれを発表した。
旧モデルからの分かりやすい相違点として、iPod miniで採用されたクリックホイールの導入がある。タッチセンサーに機械式スイッチを組み込んだもので、これ以降のiPod、iPod nanoはすべてこの操作方式である。これにより、第3世代にあったホイールと画面の間のボタンは消えた。
一部のユーザーは、第3世代 iPod にあったボタンのバックライトが無くなったことを理由にクリックホイールを批判したが、大多数のユーザーは、円周上にボタンが配置されたことでバックライトの必要性はほぼ無くなったと指摘した。
アップル社はまた、新しい iPod はソフトウェアの改善によってより効率的にバッテリーを使用できるため、バッテリー持続時間が12時間に伸びた、と発表した。他の小さな改良点としては、トップ階層のメニュー上に "Shuffle Songs" のオプションを追加してユーザーの便宜を図ったことが挙げられる。それ以前の iPod でも同様の操作ができるよう改善してほしいというユーザーからの多数のリクエストに応えて、アップル社は2005年2月23日に 1G から 3G の iPod 向けにその新しいメニュー項目を追加するファームウェアアップデートをリリースした。
当初は、4G iPod は旧モデルと同じく、グレイスケールのディスプレイで写真表示機能を持たず、2つの容量の機種があり、20GBモデル32,800円(299ドル)と 40GBモデル42,800円(399ドル)だった。アップル社は、20GB モデルの販売に注力するため、2005年2月に 40GB モデルの製造を中止した。グレイスケールの 4G iPod は 3G iPod よりわずかに(1mm 弱)薄くなり、USB接続によるバッテリー充電機能が採用された。
2005年6月には iPod photo との統合により、グレイスケール液晶はカラー液晶へと変更され、また連続再生時間は約15時間になった。
-==== iPod photo / カラー iPod ====
2004年10月28日に発表されたiPod photoは65,536色、220 x 176ピクセル画面が特徴であり、
JPEG、
Windowsビットマップ |
BMP、
Graphics Interchange Format |
GIF、
Tagged Image File Format |
TIFF、及び
Portable Network Graphics |
PNG 画像を保存かつ表示する事が可能である。標準的なグレイスケール 4G iPod より1ミリメートル厚い (181g)。iPod photo はバッテリー持続時間が15時間であり、当然ながら音楽も再生できる。iPod photoのオリジナル版は、40GB(約10,000曲)バージョンで 54,800円(499ドル)及び60 GB(約15,000曲)バージョンで66,800円(599ドル)の価格で提供された。
2005年2月23日、アップル社は40GBモデルを廃止して、低価格30GBモデル(38,800円、349ドル)を発売し、60GBモデルの価格を値下げ(49,800円、449ドル)した。しかし、初期iPod photoと異なり、低価格60GB及び新しい30GBモデルにはDock、FireWire ケーブル、キャリングケース、または
ビデオ |
AV ケーブルが付属していない。アクセサリーはおおよそ120ドル相当である。
2005年6月28日、主要なiPod製品のディスプレイをカラー化して、アップル社はiPod及びiPod photo製品を統合した。統合後の20GB iPodは前グレイスケール・バージョンと同じ価格、32,800円(299ドル)であり、能力はiPod photoと全く同一である。60 GB iPod photoの価格は49,800円 (449ドル)から45,800円(399ドル)へ値下げされ、349ドルの30GB iPod photoモデルは廃止された。
新しい製品のラインナップ提供の他に、アップル社はiTunesをバージョン4.9へアップデートさせた。このアップデートにより、iTunes 及び iPod に
ポッドキャスティング機能が追加された。
iPod上の画像整理には、Macintosh上ではiPhotoのアルバム機能を使用できる。iPhoto はiLifeソフトウェア・スイートに含まれており、iLifeはパッケージ製品があるほかに新規購入ハードウェアに付属している。iPhotoを使わないユーザの場合や Windows版iTunesユーザの場合は
Adobe Photoshop |
Adobe Photoshop Elements等のサードパーティ製ソフトウェアを使用するか、同期に使うフォルダを決めてFinderや
Windows Explorer |
エクスプローラ等で整理する必要がある。この違いはユーザに負担を少し掛けることになる。
2005年6月28日、アップル社はiPodにUSBケーブル及びUSB接続のACアダプターを同梱した。人気のあるオプション・アクセサリーにはDock、好みで標準のUSB接続の代わりとして使えるFireWire ケーブル、テレビなどに画像出力ができるiPod AV ケーブル、及びDockコネクタに接続してデジタルカメラの記憶装置からコンピュータを介さずiPodに直接画像を転送または表示するための iPod カメラコネクタがある。
-==== iPod U2 Special Edition(第4世代iPodベース) ====
2004年10月28日に、アップル社はiPod U2 Special Editionと呼ばれる4G iPod 20GBのブラック&レッド・エディションをリリースした。38,800円(349ドル)で小売りされた。このモデルの特徴は、赤色のクリックホイールと、ロックバンドの
U2のアルバム『』と同じ黒色の表面色、また背面にレーザーで彫刻されたバンドメンバー全員のサインである。U2の音楽の400曲以上が目玉の"The Complete U2" という "digital boxed set" が売値の50ドル引きになるiTunes Music Storeクーポンも含まれる[
http://www.apple.com/ipod/u2]。2005年6月28日、iPodおよびiPod photo製品の統合を発表すると同時に、アップル社は36,800円(329ドル)に値下げしたiPod U2 Special Editionにカラー画面及び画像機能を付加した。
2005年10月12日、第5世代iPodの発売に伴い、販売終了となった。
=== 第5世代 ===
2005年10月12日19時半頃(現地時)、アップル社は第5世代 iPod をリリースした。30GB(音楽約7500曲、動画約75時間、連続音楽再生時間14時間、連続
スライドショー再生時間3時間、連続動画再生時間2時間)34,800円(299ドル)、60GB(音楽約15,000曲、動画約150時間、連続音楽再生時間20時間、連続スライドショー再生時間4時間、連続動画再生時間3時間) 46,800円(399ドル)。カラーはiPod nanoと同じく、白及び黒の2色をラインナップした。
画面は 320 x 240 ピクセル QVGA 2.5インチ カラーディスプレイを搭載し、MPEG-4ビデオ、およびH.264ビデオや写真を閲覧することが可能である。動画の転送にはiTunes 6以降が必要である。動画閲覧に対応するため、第4世代と比較すると画面が大きくなったのが特徴である。第5世代よりリモコン接続端子が廃止された。また、FireWireでのデータ転送ができなくなった他、バッテリーは60GBについては音楽連続再生時間が20時間になった。その他に外見的な印象としては厚さが第4世代の20GBと第5世代の30GBの比較では14.5mmから11mmへ、第4世代の60GBと第五世代の60GBの比較では19mmから14mmへと以前のモデルよりもそれぞれ薄くなった。
また、アップル社はiPod用に最適化された動画を
iTunes Storeで販売している。スティーブ・ジョブズの会見によるとテレビドラマを放送した翌日にそれをiTunes Storeで有料で配信させる目的があり、米国ではテレビドラマ『
LOST』という
エミー賞受賞のドラマを放送後の翌日に売価1.99ドルで配信することを発表し、他にも米国で放送されたテレビドラマやショートアニメや
ミュージック・ビデオ |
PVを配信することが予定され、今後は映画などを配信を行うことが計画されている。ちなみに日本版iTunes Storeでは手始めにPVと
ピクサーのショートアニメを販売する。開始当初の売価は1曲300円。また、5.5世代との過渡期である2006年1月11日に「iPod Radio Remote」という名で公式サポートがリクエストされていた
ラジオ#FM放送(超短波放送) |
FMラジオチューナー機能付きのワイヤードリモコンが発表され第1世代以降のnanoおよび第5世代以降のiPodでFMラジオ放送が受信可能となった。ドック接続式のアクセサリで、接続するとiPodの画面に「ラジオ」の項目が追加され、チューニングが可能となる。米国とヨーロッパ標準では87.5MHzから107.9MHzのFM局に、日本標準では76MHzから90MHzのラジオ局に対応しており、任意で地域を選択可能。電源はiPodから供給され、アンテナはリモコン接続のイヤフォンを利用しているために、リモコンにイヤフォンを接続していなければ受信不能となる。RDS(Radio Data System)にも対応しているが、日本のFMラジオ放送ではRDSを送信していないために放送局などの情報は表示されない。定価は日本では税込み5800円。
==== iPod U2 Special Edition(第5世代iPodベース) ====
2006年6月6日、アップル社は第5世代iPod 30GBをベースとしたiPod U2 Special Editionを発表、同7日に直営店での販売を開始した[
http://www.apple.com/jp/news/2006/jun/06ipod.html]。赤色のクリックホイールと黒色の表面色を特徴とし、裏の鏡面に
U2メンバー全員のサインが刻印されているなど、第四世代iPodをベースとした前モデルの特徴を踏襲している。背面の金属部分も黒色という点が、第四世代iPodベースのモデルとの外見上最大の違いである。価格は38,800円(329ドル)。30分のiTunes Music Store限定U2ライブビデオを無料ダウンロードできるコード番号が付属する。
2006年9月下旬には、第5.5世代をベースとしたiPod U2 Special Editionに置き換わり、液晶の輝度が60%向上したほか、ギャップレス再生にも対応した。
==== 第5.5世代 ====
2006年9月12日(現地時)、アップル社は第5世代をマイナーチェンジしたiPodを発表・発売した。30GBと80GBの2つのモデルがあり、ボディカラーは前世代機種同様に白と黒の2色。本体のサイズおよび重量は、30GBモデルでは前機種の30GBモデルと、80GBモデルでは前機種の60GBモデルと同じである。ディスプレイは前機種より輝度が60%増となった。連続再生時間は80GBモデルの音楽再生時で約20時間、動画再生時で約6時間半。価格は30GBモデルが29,800円(249ドル)、80GBモデルが42,800円(349ドル)。付属する白いイヤフォンもデザインが新しくなった(20~20,000Hz)。
また、以下の機能は第5.5世代にて搭載されたものだが、第5世代でもiPodをアップデートすることで使用可能である。
*ギャップレス再生
*画面の明度の設定
*楽曲検索機能(英数字のみ対応)
*iTunes Storeにて購入したゲームのプレイ
なお、2006年9月12日以降に発売されたすべてのiPodパッケージにはiTunesが同梱されていないため、iTunesがプリインストールされていないコンピュータから曲などを転送して利用するためには
iTunesをインターネットから入手する必要がある。
=== 第6世代(iPod classic) ===
2007年9月5日(現地時)、アップルは6代目のiPodとして
iPod classicを発表した。このネーミングについて
スティーブ・ジョブズは「オリジナルのモデルには説明するための名前をつけていなかった」としている。
80GBと160GBの2つのモデルがあり、画面サイズや大きさ高さは前世代機とほぼ同じだが、厚さは80GBモデルが10.5mm、160GBモデルが13.5mmと薄型化した。筐体前面は第3世代
iPod nano同様のアルミ合金となった。カラーバリエーションは黒とシルバーの二色のみであり、第1世代よりiPodのイメージカラーだった白色モデルは姿を消しているが、シルバーは比較的白に近いカラーリングとされている。
連続再生時間は80GBモデルは音楽再生が約30時間、ビデオ再生が5時間。160GBモデルで音楽再生が40時間、ビデオ再生が7時間。価格は80GBモデルが29,800円、160GBモデルが42,800円。
同時に発表された第3世代iPod nano同様、新たにCoverFlow機能が搭載され、コンポーネント外部出力によるプログレッシブ出力が可能となっている。また、iPod classicを利用するための iTunes が Windows 2000 に対応していないため、
Windows 2000コンピュータでの利用は非対応となった。
-==== 第6.5世代(iPod classic) ====
2008年9月9日(現地時)、アップルは
iPod classic(120GB)を発表した。前世代機と違って1モデルで、カラーバリエーションは黒とシルバーの二色である。厚さは10.5mmで、80GBモデルのアップデートだが、背面のカーブが変わった。
連続再生時間は、音楽再生が約36時間、ビデオ再生が6時間。価格は29,800円
同時に発表された第4世代iPod nano同様、
iTunes 8が必須となり、リモートコントローラとマイクの付いたイヤフォンに対応している。また、iTunes 8に新搭載されたGeniusプレイリスト機能にも対応している。
== iPodファミリー ==
(左)、第1世代iPod(右)
アップルは現在4種類の iPod を販売しており、モデルによって容量やデザインが異なっている。2008年9月に登場したモデルの分類は
* iPod classic(120GB、シルバー / ブラック)。
* iPod nano(8GB・16GB、シルバー / ブラック / パープル / ブルー / グリーン / イエロー / オレンジ / (PRODUCT)
RED / ピンク)。
* iPod shuffle(1GB・2GB、シルバー / グリーン / ブルー / (PRODUCT)
RED / ピンク)。
* iPod touch(8GB・16GB・32GB)。
iPod miniはiPod nanoの登場に伴い生産中止された。iPod U2 Special Edition は第5世代 iPod の登場に伴って一旦生産中止されたが、2006年6月6日、第5世代 iPod の30GBモデルをベースに、背面のステンレススチールまで黒いオールブラックの筐体で再登場した。
iPodはその時期に応じて投入される新しい世代の存在が牽引力になり、2001年にオリジナルモデル(第1世代)が登場して以来、市場の中で高い地位を確保し続けている。多くのハードディスク型
デジタルオーディオプレーヤーと同様に、現在のドライブ容量は音楽、画像向けに利用されていて、データストレージといった用途ではほとんど宣伝されていない。
=== iPod(オリジナルからの流れをくむ iPod) ===
''このページ中の項目「
#iPod |
iPod」を参照。''
ハードディスク内蔵タイプ。最新モデルは
iPod classic=== iPod touch ===
main |
iPod touch全面タッチパネルによるユーザインターフェースをもち、
無線LANによるWebブラウズ、アプリケーションの追加などが可能。iPodシリーズで唯一独自開発の
OS X iPhone |
OSXを採用し、
iPhoneに準じた仕様である。
=== iPod mini ===
main |
iPod mini1インチハードディスクを内蔵し、オリジナルのiPodよりも小型軽量。
=== iPod shuffle ===
main |
iPod shuffle液晶画面を廃し、シャッフル再生に特化したタイプ。第2世代のiPod shuffleは、発表された時点では世界最小・最軽量の音楽プレーヤー。
=== iPod nano ===
main |
iPod nanoフラッシュメモリを使い、iPod miniよりもさらに小型化したシリーズ。iPod miniの後継機種にあたる。
== iPodシリーズ概説 ==
iPod shuffle、iPod nano、iPod touchには
フラッシュメモリが、iPodとiPod miniには内蔵型
ハードディスクドライブが、それぞれ記録媒体として用いられている。
iPod へ音楽・動画やそのプレイリスト、写真などを転送するには、 iTunes もしくはXPlayなどのアプリケーションを使用する。製造元のアップル社ではiTunesを使用することを推奨している。
=== ユーザインタフェース ===
コンセプトの異なるiPod shuffleを除く、iPod・iPod nano・iPod mini の
ユーザインタフェースは、中央のスクロールホイールを使って操作し、階層構造をたどって選曲するタイプのものである。この方法により、何千曲ものライブラリがあったとしても、ユーザは容易に選曲をすることが可能である。また、再生中の曲の頭出しや早送り、音量調整、収録されているゲームの操作や写真・動画の閲覧も、全てスクロールホイールによって行うことができる。このデザインは第一世代から踏襲されており、スクロールホイール(その後、クリックホイールに改良されている)はiPodの象徴ともなっている。
iPod touchや
iPhoneなどは、タッチパネルでの入力となっており、こちらも直感的な操作ができるように工夫されている。
また、
GUIの言語は
Mac OS X同様、21言語を切り替えて使用できる。
=== USBストレージ ===
現行モデルのiPodはUSB大容量記憶装置としても利用できる。過去のモデルではFireWire接続の外付けディスクとして利用できるものもあったが、2005年9月発表のiPod nano以降のモデルではFireWire接続には対応していない。MacintoshはFireWire接続の外付けディスクを起動ディスクとすることも可能だが、アップル社はiPodの起動ディスクとしての利用を推奨していない[
http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=93739 iPodを起動ディスクとして使用しないでください] - アップル サポート情報記事(Knowledge Base)。
== 特徴 ==
iPodは光沢のある白または黒、金属的な銀を基調としたシンプルなデザインで、iPod および第一、第三世代のiPod nanoの裏面は鏡面加工された
ステンレス鋼 |
ステンレスを用いて高級感を演出している。
「アーティスト」「アルバム」「ジャンル」等で管理される階層的な
検索システムを持つ。これは
クリエイティブテクノロジー |
Creativeの持つ、「ZEN特許」とも呼ばれている[
http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?TERM1=6%2C928%2C433&Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PALL&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.htm&r=0&f=S&l=50 米国特許庁 特許番号6,928,433]ユーザインターフェース関連の特許に該当し、他社製プレイヤーにも同様のユーザーインターフェースを持つ物がある。なお、
アップル_インコーポレイテッド |
AppleはCreativeからの訴訟に対し1億ドルの和解金を支払い、和解した[
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060824/zenipod.htm]。モノクロディスプレイの液晶表示の
書体は、英数字フォントに「Chicago」、日本語フォントに「
Osaka_(書体) |
Osaka」を採用している。これは9.X以前の
Mac OSにおいて表示用全般として使われていたフォントである。第四世代以降のカラーiPodは、書体として英数字に「
ミリアド |
Myriad」、日本語にはゴシック体の「
ヒラギノ」を、iPod nanoは「Osaka」のフォントをそれぞれ採用している。「Osaka」以外はいずれも
アンチエイリアス処理がなされている。ただし、第四世代以降のiPodでもディスクモードにしたときのフォントはChicagoになる。
=== ソフトウェア ===
iPodは
MP3、
WAV、
AAC/、
FairPlay |
Protected AAC/M4P、
AIFF、/AA/M4B、
Apple Lossless 音声ファイルフォーマット/M4AおよびM4Vの再生に対応する。ただし、iPod shuffle は Apple Lossless には対応していない。また、第五世代のiPodではこれに加えて
H.264、
MPEG-4の再生にも対応する。
iTunes for Windowsでは、
コピーガードが無いWMAファイルをAAC、MP3、WAVの各形式に変換し、iPodに取り込めるようにもできる。
アップル社はiTunesメディア・ライブラリー・ソフトウェアと連携して利用することを前提としてiPodを設計した。iTunesはコンピュータおよびiPod上の音楽ライブラリを扱うためのソフトウェアである。iTunesは特定のプレイリストまたは音楽ライブラリ全体の内容を、ホスト・コンピュータとiPodを接続するたびに自動同期することができる。もちろん、iTunes上で作成した[
http://www.apple.com/jp/articles/tutorial/ilife/vol11_12.html スマートプレイリスト]を、そのままiPodに転送することや、iPod上で自動的に更新させることも可能である。また、自動同期を行わず、全ての曲とプレイリスト、あるいは一部のプレイリストのみを手動管理することもできる。
ユーザーはiPodないしiTunes上で音楽のレーティングをつけることもでき、0~5つ星まで指定可能である。
液晶を持たないiPod shuffleを除くiPodは、音楽再生機能に加えて簡易な
携帯情報端末 |
PDA的な機能を備えている。iPodではユーザーの
Macintosh |
Mac上のでの連絡先データ・
iCalアプリケーションでのスケジュールデータの同期を行える。
Microsoft Windows |
WindowsコンピュータではiCalソフトウェアは利用できないため、代わりとして
Microsoft Outlook、および
Outlook Expressを利用する。またこの他にも、
vCard方式のデータファイルを読み込むこともできる。また第三世代以降のiPodでは、iPodの"Notes"フォルダに記録したテキストファイルをメモとしてiPod上で表示することもできる。このテキストファイル中で
HyperText Markup Language |
HTML のようなタグを利用し他のテキストファイルや音楽ファイルにリンクするなどができる。しかし、iPod自体にはこれらの情報を編集する機能が無いため“PDA”とは言えない。
==== iPodLinux/Podzilla ====
Main |
iPodLinux2005年、iPod
Linux プロジェクトはたくさんのソフトウェアの利用(特にゲーム)の拡張と
Ogg Vorbisおよび
FLAC形式のサポートを追加するために始められた。アップル非公式のため、サポート外となる。
このプロジェクトは“Podzilla”と呼ばれるiPod向け
GUIインターフェイスを選択するために書かれた。Podzillaは多くのアプリケーションに内蔵することができる。これらのアプリケーションはsashと呼ばれる
シェル、計算機、ペイント・プログラム、およびいくつかのゲーム(『
テトリス』クローンが含まれる)が含まれる。2007年にはiPodLinuxのみをターゲットとした
コンピュータウィルス「Linux.Noslo」が発見された。
iPodLinux のダウンロードおよびアップデートは外部リンクを参照。
=== ゲーム ===
iPodではちょっとした待ち時間等をつぶす、という目的で使えるゲームも搭載されている。
第一世代および第二世代のiPodには
アタリ (企業) |
Atari社製
ブロック崩しゲーム |
Breakoutアーケードゲームのクローン『Brick』が収録されている。
第三世代および第四世代のiPod、iPod mini、iPod nano(第一世代および第二世代)にはBrickの他に3つのゲームが含まれる。
;Parachute
:ユーザーが砲塔を操作し、降下兵やヘリコプターを撃墜するゲーム。Parachuteはマーク・アレンによる
Apple II ゲーム『Sabotage』を移植したもの。最高は1,000ポイントであり、それを越すと降下兵やヘリコプターは出てこなくなる。
:稀に降下兵がパラシュートを付けずに落ちてくることがある。手足をじたばたさせながら急降下するが、1秒以内にパラシュートを開く。:パラシュートを狙って撃つと降下兵のみが地面に降りてくる。地面にすでに降下兵がいた場合、その降下兵もセットで消える。
:降下兵が降りると同時にヘリを破壊すると、ヘリの残骸が飛んできて前述のような事が起こることがある。
;Solitaire
:
クロンダイク |
Klondikeトランプのソリティアのような簡単なカードゲーム。
;Music Quiz
:ユーザー自身の音楽の一部を使用する対話形式の音楽クイズ。
:最初は選択肢が5つで、時間経過と共に選択肢が減っていく。もちろん選択肢が多いうちに答えるとより高い得点が得られる。
:100問出題されるとループする仕組みになっている。
:曲を途中停止する事も可能だが、現在のソフトウェアでは曲を途中停止して答えるとペナルティとしてポイントが与えられない仕組みとなっている。ただし途中停止を解除して答えるとペナルティにならず通常の正解扱い。
:なお100万点以上ポイントを獲得した場合、途中停止してもタイムゲージが進んでしまう機能があるため、100万点以上の点のときに曲の再生を停止してもあまり意味は無い。
またメモ機能を利用して、簡単なgames[
http://www.xoplay.com/ xoplay.com]をiPod上で楽しんだり、restaurant information[
http://pipod.sliceny.com/ pipod.sliceny.com]を入れておいたりといった使い方がされていた。
第五世代は当初第三世代および第四世代同様の4つのゲームが添付されているのみだったが、2006年9月12日に公開されたiPodソフトウェア1.2から、iTunes Storeからダウンロード購入したゲームを追加できるようになった。ゲームは1タイトル600円である。具体的には
iPodのゲームタイトル一覧を参照のこと。
iPod classicおよびiPod nano(第三世代)には以下の3つのゲームが含まれるほか、iTunes Storeからダウンロード購入したゲームも追加できる(2007年9月18日現在、一部ゲームのみ対応)。Vortexと
iPod Quizは第五世代iPod向けにiTunes Storeからダウンロード販売されているものである。
*
Vortex : 360°型のブロック崩しゲーム。
*
クロンダイク |
Klondike : カードゲーム。上記「Solitaire」の強化版。
*
iPod Quiz : クイズゲーム。上記「Music Quiz」の強化版の他、海外芸能・音楽理論についてのカルトクイズ等含まれる。ただし「Music Quiz2」以外は英語版のみ。
iPod touchはファームウエア2.0以降でiTunes storeのApp storeからゲームやそのほかのアプリケーションを入れることが可能である。
=== ハードウェア ===
iPodのデータ転送は、現在販売されている全てのモデルにおいて高速
Universal_Serial_Bus |
USB 2.0、そして転送速度は遅いがUSB 1.1に対応している。
第二世代iPodまでは
FireWireのみに対応、第三・第四世代のiPodとiPod miniはUSBおよびFireWireに対応をしていたが、第五世代のiPodおよびiPod nanoではFireWireは充電専用となり、データの転送を行うことは出来なくなった。なおFireWireでPC等と接続すると転送できない旨が表示される。あまり意味の無い裏技として、FireWire端子を持つiPodと接続しても表示される。
iPodの内蔵バッテリへの充電は、コンピュータやiPod
ACアダプタのFireWire端子(shuffle以外の全モデル)またはUSB端子(第四世代およびそれ以降のモデル)に接続することで行う。Apple純正のACアダプタは、USB接続に対応するものとFireWire接続に対応するものの2種類のアダプタがある。iPod mini・iPod nanoおよび第三世代以降のiPod は、コンピュータのFireWireまたはUSBポートへケーブルを介して接続する際に30ピン を使用する。
なお、第一世代のiPod shuffleの充電及びデータ転送はコンピュータやUSBハブのUSB端子を介して行うことができ、接続にはUSB端子に直接差し込むほかに、
USB延長ケーブルやiPod shuffle 向けに用意された
iPod shuffle Dock を用いることもできる。第二世代では iPod shuffle 専用の Dock を介し USB 端子へ接続して行う。
iPodの第一世代?第三世代には、心臓部であるCPUとして2つの
ARMアーキテクチャ |
ARM 7TDMI(動作周波数90MHz)が使われた。それに対して、後期モデルは同じバッテリー容量でより長時間駆動させるために、CPU使用率に応じて周波数が動的に変化するスピード・チップ(最高周波数80MHz)が使われた。最新の第五世代iPodで使用されているCPUは、PortalPlayer社製のPP5021というデジタルプレイヤー向けのチップである。このチップにはFireWireインターフェイス機能が内蔵されていないが、次期チップであるPP5022ではFireWireインターフェイス機能が内蔵されている。このため、次期iPodではFireWire接続機能が復活する可能性もある。また、PP5022はPP5020に比べて低電圧低電流で稼働するので、バッテリーでの駆動時間を延ばす事にも寄与することが期待される。
iPodは
東芝の1.8インチATAハードディスクドライブが使われ、IDE規格でないコネクターによって接続されている。iPod miniでは
日立製作所 |
日立の1インチ・ハードドライブが、iPod shuffleではIM Flashのフラッシュメモリが、iPod nanoでは8GBモデルが
東芝、4GBモデルが
サムスン電子 |
サムスン、2GBモデルがHynixのフラッシュメモリがそれぞれ記憶媒体として使われている。
iPodにはケースの中の
ハードディスクドライブからオペレーティング・システムを読み込む装置に命じるプログラム、
ブートローダ#.E3.83.96.E3.83.BC.E3.83.88.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.83.80 |
ブートローダを含む32
メビバイトフラッシュ
Read_Only_Memory |
ROMチップが内蔵されている。全てのiPodには、32MiB
Random_Access_Memory |
RAM(第五世代iPodの60GBモデルに限り64MiB
Random_Access_Memory |
RAM)を内蔵している。このRAMの主な用途は、
ファームウェアから読み込まれたiPod用のオペレーティングシステムを動作させ、同時に音楽データをキャッシュしてHDDやメモリーからの読み込み回数を軽減し、電池の持続時間を延ばすことである。
第四世代までのiPodは曲の間隔無しに音楽を再生するギャップレス再生機能を搭載していなかったが、第五世代以降のモデルではほぼギャップレス再生に対応した。ただし、これらはCDやMD等のギャップレス再生を考慮して設計された機器とは異なるため擬似的なものといえる。
既に、携帯型音楽プレーヤー市場では、外部マイクや
ライン (コンピュータ) |
ライン入力からの本格的な
録音 |
生録が
PCM |
非圧縮で行えるなど、iPodとの差別化を図った製品が発売されており、そうした製品は、音楽演奏などの収録に活用されている。
iPod の光沢のあるステンレス部分は
新潟県の
東陽理化学研究所(いわゆる磨き屋シンジケートを含む)や台湾の
Foxconnブランドを持つ
Hon-Hai社などが製造を担当している。
Hon-HaiはiPod nanoの製造を行っているが、検査以外は鏡面仕上げを含め全自動であるという。
==== イヤフォン ====
すべてのiPodにはiPodのデザイン色に合わせた、白いコードのインナーイヤー
ヘッドフォンが付属しており、この白いイヤフォンはiPodブランドのシンボルとなっている。この影響を受け、白いコードのインナーイヤーヘッドフォンが各社から多数発売されるといった状況になっている。
他社の音楽プレイヤーに付属する多くのイヤフォンやヘッドフォンと同じく、iPodに付属するイヤフォンは特別に高い音質を実現しているわけではない。iPodは全モデルで一般的にステレオミニジャックと呼ばれる3.5mmイヤホンジャックを採用しているため、プラグ部分が3.5mm規格もしくはそれに変換できるたいていのイヤフォン・ヘッドフォンを使用することができる。一部のサードパーティからは、iPod向けの代替イヤフォンとして白色のイヤフォン、例えば、
ソニー社製EX71の白色モデルや社製ER-6i、Shure社のE4c等が販売されている。なお、iPod付属のイヤフォンは左右のコードの長さが同じY型であり、イヤーパッド部分も左右のチャンネルの頭文字の「L」「R」の文字は入っているものの色分けはされていないため、慣れるまで扱いづらいことがある。
またiPodなどの
デジタルオーディオプレーヤー人気の恩恵を受けて、Shure社やEtymotic Research社他が販売している、1万円を超えるような高価なイヤフォンの売り上げが好調となっている。
新第五世代iPod、第二世代iPod nano、第二世代iPod shuffleのカラーバリエーション増加後からは、全体が丸みを帯び、音質を向上させた新しいイヤフォンが付属している。
こうした「白いイヤフォンを装着している人」=「iPodユーザー」という認識が広まる一方で、米国では白いイヤフォンで音楽を聴いているユーザーからiPodを強奪するという事件が近年しばしば発生[
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/86.html iPod利用者へ:強盗に注意!(iPod強奪事件の報告)] - 在ニューヨーク日本国総領事館]しており、死者が出た例もある。
このイヤフォンは日本の
フォスター電機が単独供給している。
=== 互換性 ===
第一世代iPodは
Mac OS |
Mac OS 9または
Mac OS Xが動作する
Macintoshコンピューターでのみ使用できたが、2002年7月17日にアップル社はオリジナルの
HFS |
HFS+フォーマットの代わりに
File Allocation Table |
FAT32でフォーマットされた内蔵型HDDを持つWindows互換iPodの販売を開始した[
http://www.apple.com/pr/library/2002/jul/17ipod.html]。アップル社は2003年10月16日にiTunesのWindowsバージョンをリリースした[
Rockboxプロジェクトというオープンソース・ファームウェアも存在し、現時点で5.5世代まで互換性をサポートしている。これらLinuxやRockboxは設定次第ではマルチブートして併用可能である。そのほかには
ゲームボーイおよび
ゲームボーイカラーに対応したエミュレーターや
ファミリーコンピューターを動かす技術などが開発されているが、元々音楽機器として発売されているiPodに対しての動作率や操作性は決して高くない。しかし、市販されたゲームでは
ボンバーマンや
ソニック・ザ・ヘッジホッグなどが既に公式のゲームとして販売されている。' target="_blank">http://ipodlinux.sourceforge.net/]が存在し、多くの関連文書がオンライン上に存在する[http://www.ipodlinux.org/Documentation]。また、同じようなものでは
Rockboxプロジェクトというオープンソース・ファームウェアも存在し、現時点で5.5世代まで互換性をサポートしている。これらLinuxやRockboxは設定次第ではマルチブートして併用可能である。そのほかには
ゲームボーイおよび
ゲームボーイカラーに対応したエミュレーターや
ファミリーコンピューターを動かす技術などが開発されているが、元々音楽機器として発売されているiPodに対しての動作率や操作性は決して高くない。しかし、市販されたゲームでは
ボンバーマンや
ソニック・ザ・ヘッジホッグなどが既に公式のゲームとして販売されている。
== デザイン ==
はアップル社の従業員でiPodファームウェア・チームの責任者だった。彼のチームは、によって開発されたユーザー・インターフェース・ライブラリと共に、PortalPlayer社からのコア・ファームウェアを統合した(Pixoの始祖はアップル社によって以前製品化された
携帯情報端末、
アップル・ニュートンの仕事である)。このPixoのライブラリーはアニメ化された
Aqua (コンピュータ) |
Aqua形式のプログレスバーである。
iPod photoはMac OS Xからのいくつかの視覚的要素を一体化し、ユーザー・インターフェースを提供している。iPod miniのリリースまで、全てのiPodのユーザー・インターフェースは1984年から
Macintosh |
マッキントッシュ・コンピューターで使用されていたフォント、が使用されていた。と、iPod nanoと、モデル統合以前はiPod photoという製品名だったカラー画面第四世代iPodは、アップル社のコーポレート活字である、Myriad Proを欧文文字に使用している。和文文字のフォントは、iPodがOS Xと同じヒラギノ、iPod nanoがOS 9以前のOsaka。iPod miniは、以前、
アップル・ニュートン、及び
Coplandで利用されていた"Espy Sans"フォントを使用している。
第三世代 iPodの分解画像:
左から右へ
* 第三世代 iPod。
* 表面のiPodケース(取り外す)。明るいグリーン色の
プリント基板はiPodを制御し(それに加えて
電池を上手く収めるための空間がある)、その下にある暗いグリーン基板はタッチ・スクロール・ホイール及びボタンを制御する。3つのコネクターの特徴:下部左角には電池コネクターがある。ハードドライブ・コネクターは下部右の黒い部分の右側にある。ヘッドフォン・
フォーン・プラグ |
ジャック、ワイヤー・リモート・コントロール・ジャック、及びホールドスイッチ(全てiPodの上部に位置する)は上部左のシングルプラグに接続する。
*
リチウムイオン二次電池。第四世代までは電池が基板とコネクタ接続されており素人でも容易に電池交換出来るキットなどが販売されていた。しかし、第五世代では電池がフレキシブルケーブルを介して接続されており、iPod nanoでは直にハンダ付けされている。
*
ハードディスクドライブ、プリント基板から絶縁するためにも下方に伸ばしソフト
ゴムの層によって保護されている。ゴムの層はiPodを持ち運ぶ際に発生する衝撃から、動作中のハードディスクを保護する役割も担っている。
* iPod の背面部。ワイヤーはポートに接続し小さいプラグをケースの上部に付ける。ケースの底部の穴はプリント基板のFireWireポートに接続される。
iPod はスクロール・ホイール・クリック及び
タイマー |
アラームクロック・
ビープ音(設定メニューは『クリッカー』)を生成する小さな内蔵
スピーカーを搭載しているが、この内蔵スピーカーでは音楽を再生する事はできない。
== サードパーティー製アクセサリー ==
See also |
iPod管理ソフトiPod はアクセサリー産業の二次市場を大きく成長させる発端となり、2005年のMacworld基調演説でアップル社CEOスティーブ・ジョブズはそれを"the iPod economy"と呼んだ。一般的には、
生態系になぞらえてエコシステム()と呼ばれることもある。
iPod のアクセサリーにはメモリーカードリーダー、FMトランスミッター、及びボイスレコーダモジュールなどが存在する。それらのコネクターは音の信号を通し電源をiPod またはアクセサリーに送ると同時に制御及び情報を提供する。これらのアクセサリー(ケース類などは除く)について2005年10月にアップル社がロイヤリティ料を徴収する旨の記事が出たが、現在ロイヤリティ料を徴収する決定はアップル社で出されていない。また、
吉田カバン |
PORTER(吉田カバン)や
プラダ |
PRADA、
グッチ |
GUCCI、
コーチ (企業) |
COACH、
ポール・スミス |
Paul Smith、
ルイ・ヴィトン |
LOUIS VUITTON、
ダンヒル |
dunhillなど各種ファッションブランドの専用ケース等も存在し、アップル社でもiPod nano tube、
靴下 |
ソックスをモチーフにしたiPodソックスを販売している。
* iPod をサポートする
サードパーティー製ツール
**
foobar2000 iPod manager[
http://yuo.be/ipod.php yuo.be/ipod.php]プラグインをオプションとしてインストールしてiPodを管理できる、
Microsoft Windows |
Windows向け音楽プレイヤー。
**
AmaroK |
AmaroK 完全にiPodをサポートしている
KDE向け音楽プレイヤー。
**
GNOME上で動作するiTunesクローン。
** gtkpod[
http://gtkpod.sourceforge.net gtkpod.sourceforge.net] iPodを目標とした
GTK 上の GTK ツールキットを使用したシステム向け iPod 管理プログラム。
** ml ipod[
http://mlipod.sourceforge.net/ mlipod.sourceforge.net] iPodをサポートするために加えられた
Winamp向け
オープンソース・プラグイン。
** EphPod[
http://www.ephpod.com/ www.ephpod.com] 多くのiTunesの特徴を備えたWindowsアプリケーション。EphPodはiPodからコンピューターへ音楽のコピーもできる。
** プロジェクト iPod上でLinux OSが利用できる。現在は1G、2G、および3G iPodのサポートを提供。これはminiも含めて、他の世代のiPodでも利用できるが、iPodLinuxプロジェクトでは、導入方法等に関しての言及はあるが、公式なサポートは行わない、としている。
**
Rockbox iPod上で
Windows Media Audio |
WMAや
Ogg Vorbisなどの音楽ファイルを再生したり、
MP3などのギャップレス再生を可能にする
オープンソースのファームウェア。2007年11月15日現在、iPod(第5.5世代以前)、iPod mini、iPod nano(第1世代のみ)に対応。
**
iPodWizard iPodのファームウェア内の画像を入れ替えるWindows用ソフトウェア。
* Griffin Technology[
http://www.griffintechnology.com/ griffintechnology.com] は 、、iTalk、PowerPodおよびEarJamを含む、いくつかの iPod アクセサリーを作成している。
* TEN Technology社によるnaviPod[
http://www.tentechnology.com/ tentechnology.com]はアップル iPod 向け5ボタン赤外線リモート・コントローラーである。
*
ソニーや
クリエイティブテクノロジーは、iPodシリーズと競合するデジタルオーディオプレーヤーを製造しているが、同時に、iPod専用のハードウェアも生産している。
== iPodシリーズの歴史 ==
最初のiPodはMacintosh専用の
デジタルオーディオプレーヤーとして2001年10月24日に発売され、2002年発売の第2世代で
Microsoft Windows |
Windowsにも対応した。日本では「Goodbye MD」というキャッチコピーで
ミニディスク |
MD市場からのシェア獲得を目指した。「iTunesのライブラリに収めた音楽を外へ持ち出す」というコンセプトで開発されており、「
まずiTunesありき」である点が、先行していた他のデジタル音楽プレイヤーとははっきり異なる。これはiPod発表時のキャッチフレーズ、「iTunes to go」によく現れている。このキャッチフレーズはiBook発表時の「iMac to go」にかけたもの。iPodはiTunesとの同期機能を備えることにより、自宅での環境をそのまま外へ持ち出すというコンセプトをより鮮明にした。
発売された初期の頃は電池の消耗・劣化が激しく、更に電池の交換費用が高額だったために、米国ではユーザから電池交換費用を安くするよう運動やデモを起こされ、集団訴訟にまで発展した。この訴訟でアップル社が応じた和解の条件は以下の通りである。2004年5月31日までに第3世代までのiPodを米国で購入した米国の居住者に対して、バッテリの無償交換もしくは50ドルの商品券を渡すこと、あるいはその期間までにiPodの電池交換を有償で受けたユーザには最大で50パーセントの有償交換金額の返金に応じる、の2点である。また、イギリスの国会でもiPodの電池劣化問題が話題となったが、2004年6月以降からは電池も改良され、更にサポートとしてAppleCare Protection Planが発売されて解決している。2005年10月14日には、電池交換サービスの料金が従来の15,750円から半額以下の6,800円に改訂された。
iPodの新製品は発表直後に発売開始されるため、初期出荷数と需要のバランスが悪く、人気が集中する発売から数か月は購入が難しくなる状況に陥る場合が多い。iPod miniやiPod shuffleの場合がそれに該当し、店舗で入手困難な状況が数ヶ月間は続いた。
iPodが普及する要因になったのは、使いやすいUIとシンプルなデザインもあるが、iPodユーザが自らが所有するiPodを他人に見せたり触らせることが多いためである
要出典。そういったユーザによる活動や、多くのユーザによるネット上での
トラブルシューティングの多さが、iPodをデジタル音楽プレイヤーのスタンダードの地位に押し上げ、今なおiPodユーザを増やしている。そのため、2007年現在日本の総シェアの約5割がiPodシリーズである。米国では8割近い。
日本では、iPodが2003年に、iPod miniが2004年に、更にiPod shuffleが2005年に揃って
グッドデザイン賞を受賞した。ちなみにiPod miniが金賞を、iPod shuffleはグッドデザイン賞ベスト15に選ばれた。更に
ロジクール社が出したiPod用のワイヤレスヘッドホンも同様に2005年グッドデザイン賞に選出された。
2005年10月12日、動画の再生をサポートした第5世代のiPodが発表され、同時に動画転送のためのツールであるiTunes 6を発表した。
また、2006年1月11日に「iPod Radio Remote」という名でサードパーティからは既に発売され、以降も公式サポートがリクエストされていた
ラジオ#FM放送(超短波放送) |
FMラジオチューナー機能付きのワイヤードリモコンが発表され、第5世代以降発表のshuffleを除くモデルでのラジオ受信が可能となった。また、ファームウェア上では
Radio Data System(RDS)標準に準拠したデータが送られ、ラジオ局の情報や聞いている曲、ミュージシャンの名前などの情報が表示される仕様となっている。北米などを中心にRDSは既に開始されているものの、日本のFMラジオ放送ではこのRDSを送信しておらず、現在は特に何も表示されない。また、日本の見えるラジオなどの「FM
文字多重放送」には対応していない。
第5世代発表から11か月後の2006年9月12日にはマイナーチェンジが行われ、新たに80GBモデルが投入された。
主な改良点は液晶ディスプレイの高輝度化(従来比160%)、動画再生機能の強化、iTunes Storeからのゲームダウンロードに対応、等。同時に映画コンテンツ(2006年9月現在日本では開始されていない)・5G iPod向けゲームのダウンロードに対応したiTunes 7が発表された。
なお、この際第1世代iPodからリクエストされてきた
ギャップレス再生機能をサポート。
2007年2月8日、アメリカ合衆国
ニューヨーク州のカール・クルーガー上院議員がiPodなどの電子機器を操作しながら横断歩道を渡ることを禁じる法案を同州議会に提出した。同州ではiPodなどの電子機器を操作しながら横断歩道を歩いていた住民が車に轢かれ死亡する事件が3件発生し、そのうち1件は「危ない」と叫んでいたのにも関わらず気付かずに轢かれて死亡した。
2008年6月12日、全世界同時発売された
プレイステーション3専用ソフト「
メタルギアソリッド4」に、忠実に再現されたiPodが登場する。主人公の
ソリッド・スネークが、ゲームステージ上で音楽ファイルを入手する事等で、ゲーム内で曲の再生が可能となっている[
http://www.famitsu.com/game/news/1215172_1124.html?ref=topnews ユニクロ、リゲイン、『アサシン クリード』、アッキーナ! 大作ならではのビッグコラボ - ファミ通.com]。
=== iPodの販売台数・出荷台数 ===
iPodの累計販売台数・累計出荷台数の推移は以下の通り。
* 2001年11月17日 iPod発売開始。2002年にはWindowsにも対応。
* 2003年6月末:累計出荷台数が100万台を突破。[
http://www.apple.com/jp/news/2003/jun/24itunes.html アップルNews Release]
* 2004年1月:iPod mini発表。米国で発売後、人気で生産が追いつかず、全世界での発売は7月に延期された。また、同年6月にヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ)でiTunes Music Storeを開設。
* 2004年末頃:累計出荷台数が 1,000万台を突破。
* 2005年1-3月期、四半期だけの出荷台数で500万台を突破し、531万1000台。1-6月の半年足らずで約1,000万台を売った。
* 2005年8月:日本でiTunes Music Storeを開始。
* 2005年7-9月期:9月頃に累計販売台数が3000万台を突破、9月末までに累計約3,440万台を出荷[
http://nikkeibp.jp/style/life/joy/haya2/051118_ipod/]。* 2005年10-12月期:わずか四半期で約1,400万台の出荷を記録。第5世代iPodやiPod nanoの売上が順調で累計販売台数は4200万台に到達。アップル社の売上が前年度と比較すると倍増となった[
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?i=20060111da004da]。* 2006年4月:iPodの累計出荷台数が4900万台を突破。2006年第2四半期(1月~3月)は同社設立以来2番目の業績となった[
http://mac.ascii24.com/mac/news/misc/2006/04/21/661848-000.html][http://mac.ascii24.com/mac/news/misc/2006/04/21/imageview/images806008.jpg.html]。* 2006年7月:iPodの累計出荷台数が5900万台に到達[
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200607220039a.nwc]。同年4月の業績を抜き、同社設立以来2番目の売上高と利益を記録。* 2007年4月9日:iPodの累計出荷台数が発売より約5年半で1億台を突破。これは、
ウォークマンの13年半で1億台到達という記録を抜き、
デジタルオーディオプレーヤー |
ミュージックプレーヤー史上最速の販売ペースである[
http://www.apple.com/jp/itunes/u2/ad/ Web Browser] [
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewVideo?b=a&videoId=26755547 iTunes]ではBGMに
U2の『Vertigo』が採用され、メンバーたちが微妙に顔が判別できる程度のシルエットの形で出演した。ちなみに
U2はそれまでCM等のタイアップに決して応じることが無いと言われていたが、今回は無料で出演している。
米国で放送されたCMにおいて
エミネムの『Lose Yourself』の無断使用が発覚し、エミネムのレーベル会社であるEight Mile Styleがアップル社とそのCMを制作した広告代理店に対する著作権侵害の訴訟を2004年2月に起こしたが、2005年5月に和解が成立、2005年10月からiPodのCMとしてエミネムがU2の時同様に顔が判別できる程度の黒のシルエットで出演することになった。ちなみにエミネムもU2と同様にCM等のタイアップに今まで応じたことが無かった。
CMリスト*Beat /
プロペラヘッズ - Take California
**この時のCMはシルエット広告では無かった。
*iPod TV spot 1 /
ブラック・アイド・ピーズ - Hey Mama
*iPod TV spot 2 /
ジェット (バンド) |
ジェット - Are You Gonna Be My Girl
*iPod TV spot 3 /
N.E.R.D - Rock Star (Jason Nevins Remix Edit)
*iPod TV spot 4 /
フューチャーキャスト - Channel Surfing
*Wild Posting /
ザ・ヴァインズ - Ride
*Sterio Rock /
ステリオグラム - Walkie Talkie Man
*Saturday Hip Hop /
オゾマトリ - Saturday Night
*U2 Vertigo /
U2 - Vertigo
*iPod shuffle Ad /
シーザーズ - Jerk It Out
**iPod shuffle CM曲。
*Rollerskating /
ゴリラズ - Feel Good Inc
*Pop-Lock /
ダフト・パンク - Technologic
*iPod nano /
ザ・リソース |
ザ・リソース featuring ジミー・ネイプス - Gimme That
**iPod nano CM曲。
*iTunes + iPod TV Ad featuring U2 /
U2 - Original of the Species
*iTunes + iPod TV Ad featuring Eminem /
エミネム - Lose Yourself
*iPod + iTunes "Sparks" /
ウィントン・マルサリス - Sparks
*1000 Songs Ad /
ライノセラス - Cubicle
*iPod + iTunes Ad /
ウルフマザー - Love Train
*iPod + iTunes Ad - Bob Dylan /
ボブ・ディラン - Someday Baby
*iPod nano TV Ad /
カット・ケミスト - The Audience Is Listening Theme Song
*Latino TV Ad /
クンビア・キングス - Pachuco
*iPod nano TV Ad /
レスリー・ファイスト |
Feist - 1234
*iPod shuffle TV Ad /
プロトタイプス - Who's Gonna Sing?
**第2世代iPod shuffleの曲。
*Party Color ・ Party Animated /
ザ・フラテリス- Flathead
*TV Ad / Nickodemus & Quantic featuring Tempo - Mi Swing Es Tropical
**iPod touch CM曲。
*iPod touch TV Ad /
カンセイ・ジ・セール・セクシー - Music Is My Hot, Hot Sex
コラボレーションCM*
ザ・ポリフォニックスプリー - Light and Day
**iPod と
フォルクスワーゲン・
フォルクスワーゲン・ニュービートル |
ニュービートルのキャンペーンソング。
*
グリーンデイ - I Fought the Law
**iPod と
ペプシコーラのキャンペーンソング。
== 著作権料に関する論争 ==
*
カナダではiPodから著作権料を課金する行為が違法であるとした司法判決が2005年7月に最高裁で下った。
*
フランスではiPod などの価格に「著作権者への補償金」が含まれている。2005年には、iPod nano などのフラッシュメモリプレイヤーに対する料率が引き下げられる見込みである。
=== 日本における状況 ===
2005年4月28日に行われた
文化庁文化審議会
著作権分科会法制問題小委員会の第3回審議において、
私的録音補償金制度の見直しについての意見書が
日本音楽著作権協会 |
JASRACなどの権利団体から提出され、「ハードディスク内蔵型レコーダーと
Blu-ray Disc録画機器およびディスクを私的録音補償金制度の対象に含めるべき」と課金対象を具体的に示した。これはまず間違いなくiPodを始めとするハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対してのものである。
しかし、音楽CDなどのデータソースに対する著作権使用料に加えてプレイヤーに対する著作権使用料も徴収される事になってしまうために、「
これは著作権料の二重取りになるものだ」といった非難の声が、消費者からはもちろんの事、審議参加議員らからも上がった。そのため、審議は一般人の声にも対応する為に2005年9月以降までに延期されることになり、この課金制度適用については2年先送りすることで決定した。その期間中に寄せられた意見は、iPodなどのハードディスク内蔵型音楽プレイヤーに対して著作権使用料を取得することに対する反対意見が、賛成意見の4倍以上となる結果となった[
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/10/03/9332.html 「iPod課金すべきではない」が80件~文化審議会が意見募集の中間集計]
インプレス インターネットWatch。
また、
知的財産推進計画2007[
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keikaku2007.html 知的財産推進計画2007の策定]の策定に際して行われた「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集[
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/070531/iken1.pdf 「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集 団体からの意見 (PDF)]では、日本法人であるアップルジャパン株式会社名で「私的使用複製について結論を得る」に関する意見として、著作物の私的複製による権利侵害には科学的且つ客観的証拠は存在せず、仮に私的複製により権利侵害を被ったと主張するなら、原因は複製防止技術を備えていない著作物パッケージを製造販売しているレーベルに有り、ハードウェア会社に対して責任転嫁するのは無責任且つ自己中心的な姿勢であるとし、「科学的且つ客観的証拠に基づかない理由に依る私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべきである。」と主張する意見が掲載されたが、後に提出者からの要請で撤回された。アップルジャパンは、この意見が同社が提出したものかどうかについてコメントを避けている[
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070815/kantei.htm 知的財産推進計画へのアップルジャパンの意見を削除]。
== 難聴論争 ==
アメリカ合衆国ではiPodが
難聴(
難聴#音響難聴 |
音響難聴)を引き起こす原因になるという論争が持ち上がり、訴訟に発展している。
件の訴訟は
ルイジアナ州の男性によって2006年1月31日に起こされた。訴状によれば、iPodは115
デシベル以上の音量を再生することが可能であり、この音量で1日28秒以上聴き続けると、難聴を引き起こすおそれがあるとのこと。iPodには「115デシベル以上を再生できるという、設計上の致命的欠陥」があり、これにより正常な聴覚を失う可能性に関してアップルは適切な警告と対策、補償を十分に行なっていないとされている。
この訴訟は
訴訟 |
集団訴訟と認定されることが請求されており、被害に対する賠償と、iPodを安全なものにする改善を要求している。
但し、件の男性は2005年にiPodを購入したとされているが、実際にiPodで難聴になったかどうかは
訴状では明らかにされていない。男性の
弁護士によると、実際にiPodで難聴になったかは重要ではなく、iPodが取り返しのつかない難聴を引き起こす可能性が問題なのだという。
ただ、iPodの騒音性難聴を引き起こす「性能」が他のプレーヤーと比較して高いかに関しては疑問の余地が残る。同様の問題点は
ウォークマンなど携帯音楽プレーヤーが普及し始めた1980年代より言われていた問題で、他の携帯音楽プレーヤー全てに対して言えることでもあり、危険性はユーザー次第、ユーザーが用いる音量次第であり、自己責任との声もある[
http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/onkyougaishou.html ロック難聴、音響外傷・笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療室]。
現在iPodには、「
イヤホンや
ヘッドホンを大音量で使用すると、
聴覚を損なうおそれがあります」という警告文が添えられ、アップルからは最高音量の半分以下で使用することが推奨されている。なお、他プレーヤーでもこのような警告文が添えられている。また、最新版の
ソフトウェアでは、第五世代iPod、iPod nano、iPod shuffle向けに、ある一定以上の音量が出ないように設定する機能が提供されている。但し、この機能は旧世代機(第四世代以前のiPod、iPod mini)には提供されておらず、旧世代機のユーザーに対する補償が不十分である。
ちなみに、米国のとある大学で行われた調査によると音量を80パーセント以上で1日90分以上イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くと難聴になりやすくなり、音量を100 パーセントで1日5分以上聞くと難聴になる危険性が高いとの結論となった。逆に、音量を10パーセントから50パーセントで1日90分以上聞く場合は難聴になる問題は無いとされている。
ただし、個々のイヤホンのインピーダンスや感度の違いにより、同じ出力信号でも耳に入る音の大きさが違う場合を考慮すべきだろう。
== iPod 競合製品 ==
*
NOMAD |
クリエイティブNomad*
Creative Zen*
Iriver |
iRiver MP3プレイヤー*
*
ウォークマン |
ソニー Walkman*
Gigabeat |
東芝 gigabeat*
Zune |
Microsoft Zune*
D-snap |
Panasonic D-snap== 脚注 ==
脚注ヘルプreflist |
2== 関連項目 ==
*
iTunes*
iPod touch*
iPod mini*
iPod shuffle*
iPod nano*
iPhone*
iPodのゲームタイトル一覧*
iPod管理ソフト*
HOYA*
TBWA/CHIAT/DAY - 担当
広告代理店**
TBWA/JAPAN*
象印マホービン#i-Pot |
i-Pot(
象印マホービンがiPodが発表される以前に開発した、湯沸かし器を使った連絡機器。ネーミングが似ているのは偶然である)
== 外部リンク ==
Commons |
IPod* [
http://www.apple.com/jp/ipod/ipod.html 公式サイト] (日本語)
* [
http://www.cmpunch.com/tips/000115.php 大田工業フェアレポートその1:磨き屋シンジケート] iPod の鏡面仕上げを担当する磨き屋シンジケートに関する記事
* [
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=61688-ja iPodのモデルを区別する方法] (日本語)
1998年以来のアップル社製ハードウェアLink FA |
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